2020年1月

BBEはカンボジア政府諸省庁の高官の方々による 日本における行政施設の視察の行程をサポートしました。

山口県下関市市役所及び山口県庁より、地域での多くの取り組みについてご紹介、ご説明頂きました。視察団招請には、参議院議員の江島潔先生がご尽力下さいました。

 

 (中国で新型肺炎ウイルスが確認されたというニュースが入る前です)

 

まず下関市役所にて副市長、市議会議長を表敬訪問 ↓

 

海響館、市立小学校、ゴミ処理場やヘルスランド、動物愛護センターといった市営施設を見学 ↓

 

 

山口県庁では県知事、県議会議長にもお会いしました。

また参議院議員江島先生との会食会の時間をもちました。

 

 

視察団の方々には自国社会で大いに応用して頂ける貴重な体験をご提供できたと思います。歴史や文化にも存分に触れて頂き、無事5泊6日の行程を終える事ができました。国内でご協力下さった皆様本当にありがとうございます。

 

 

2020年9月

コロナでカンボジア国内でも休校や大人数での集会などが規制されており、この度約10か月振りに里子に会いに行けました!! 3つの州で里子プログラムを進めていますが、まずはクラチェ州の島へ。久々に会う子達にお土産を準備します。

一昨年の秋はとうもろこし畑が完全にメコン川に水没、去年も島の中央まで浸水しましたが、今年は増水が少なかったようです。とうもろこしが無事収穫されていました。

カンボジアではもうすぐお盆で、今はお寺にお供えを持っていく時期です。文化に倣いまず島のお寺にお参りしました。カンボジアの学生達と、お盆という伝統について、考える機会にもなりました。

 

 

今回は里子達をもっと知るために、何が好きなのか聞き取りをしてみました。それを実際に書いてもらいます。書くや文章を作る事にまだ慣れない子供達ですが、短い文章でも、箇条書きでも、書ける事から。ボランティアの学生達が書き方を教えてくれました。

 

 

2020年10月 (1)

去年の暮れから今年初めにかけて、他NGO主催の平和をテーマにした絵画コンクールに参加し、地域の小学校などの協力を得て子供達の絵を集めました。参加してくれた子供達の年齢によっても、平和がどんなものか、その理解の仕方も違いますから、私達としては「自分が思う平和とは」、というテーマで描いてもらいました。孤児院と、これまでに活動に赴いてコンタクトのある小学校に、絵を描いてもらいに行きました。

 

 

コロナのせいで審査なども遅れましたが、この夏にやっと結果がでました。世界300余りの参加者から、カンボジアの子供達は3人入選しました。海外渡航も厳しい中、表彰式も各国で、という事になったのですが、これを機会にBBEとしても入賞作を選ぶ事にしました。あまり絵画に馴染みの無い中で頑張って描いている姿も見ていたし、そういうところも評価してあげられます。

 

BBEとしては、「平和」というテーマを理解している子、また山や木を描くのに色を混ぜたり(すべて色鉛筆やクレヨンでの作成ですが)、絵の中にたくさんのストーリーが垣間見え、本当に絵が好きなんだろうな、と思った子を選出しました。賞品には画材セットもいれ、これからも表現する力を伸ばしてくれる事を激励しました。

 

10月、それぞれの場所で表彰式を行いました。

まず、バッタンバン州の小学校から参加してくれた1位の子(国際入選)には、自転車が特別賞品です。学校に通うには必要で貴重なものです。

プレイベン州の国内入賞の子には、スポーツユニフォームと運動靴が特別賞品です。賞状は地区長さんより手渡していただきました。参加してくれた子全員には、寄付でいただいたお菓子を。

 

2020年10月 (2)

カンボジア政府が運営する孤児院に行ってきました。

 

カンボジアでは、孤児院は通常外国籍の慈善団体によって運営されています。こちらでは家族間のつながりが広いので、例えば両親も祖父母もいなくなった、亡くなったという場合でも遠い親戚と一緒に暮らしたり、お寺に住まわせてもらう事ができます。地域の行政がそのように手配してくれるようです。そして海外からの支援として孤児院があります。

 

政府運営というのは、もともとフランスのNGOが運営していたのが、財政難か何かで子供達が残っている状態のまま撤退してしまったので、政府が引き継いでいるのだそうです。

この孤児院はバッタンバン州に2つセンターがあり、第2のセンターのほうを訪問しました。

かつて日本の大使も廊下や壁などの修復の支援をされたそうです。

食事はいつも皆集まって食べるのだそうですが、今はコロナで食堂は閉めてあり、皆それぞれに食べているとの事。

 

 

外国のボランティアがよく訪れる人気孤児院とは少し違うような…。子供達も人懐っこいという印象ではなかったです。BBEでも子供達に何等かのサポートができれば良いのですが。今回は寄付金と、大量のお菓子を寄贈しました。

 

2020年10月 (3)

かねて紙芝居形式で読み聞かせで使用してきた絵本を、本の形で小学校に寄贈しました。読み聞かせを始める際、ボランティアの学生が自身の英語の上達を目指したり、社会奉仕の為に訳してくれたカンボジア語の本です。

 

もちろん商用ではなく、広く配布するものでもありません。今回寄贈した小学校は去年慈善団体により図書館が建設され、これから活用されるべき場所なので、子供達に少しでも多くの本に触れてもらう為寄贈しました。

 

今後も国内外の色んなストーリーを子供達には紹介していきたいですし、読書によるたくさんのメリットを得てもらいたいです。