11月

下旬、日本と韓国の医療チームが同時に来てくださり、僻地の島へご案内しました。

この機会に、プノンペンからボランティアしてくれる医学生を集めました。

これまで私達の活動に参加してくれてきた学生のうち今年は更に5人が晴れて医師となり、診察にも参加してくれました。

 

まず日本の医師より、現地医師・学生に医療実習の時間を持って頂きました。

心音・肺音異常や、甲状腺異常の見分け方など詳しく学びます。

 

Koh Chreang島へ

 

継続して島住民の健康向上を図る為、日本の医療団により生活スタイルの調査のほか、普段の食事の塩分濃度、血液・尿など様々な検査が成されました。

 

そのサポートを通して、また色々な疾患を実際に目にし対応する事で、現地の若い医療者には貴重な経験となりました。

集まった子供達には歯磨き指導と玩具を提供。

 

調査や検査の結果が出た後、医療団主導のこの島での医療プロジェクトは今度更に具体性を増すでしょう。BBEはその活動がスムーズにいくようにお手伝いする意向です

 

 

9月

ヨード疾患や生活習慣病の改善プロジェクトのターゲットにしている島には5つの村があります。

今回は第3、第4の村、Phum Kandal村とPhum Prek村を訪問しました。

今回は医学生と共に若い医師が協力してくれ、彼の希望で血圧の問診だけでなく、集まって頂いた参加者すべての診察を行い、薬も処方しました。


ヨードの説明は、第3の村では副区長さんから、第4の村では医学生がしてくれました。


ヨードと言えばヨード塩、ノリを使った料理は旧正月や盆など特別な時のスープだけ…といった現地住民の人々の従来の概念を超え、もっと簡単に家庭料理に取り入れてもらえるよう、こんな食べ方ができますよ、と具体的に例を挙げて紹介しました。


州立病院から歯科医も参加して頂きました。両方の村で充填と抜歯の治療を行いました。

7月

高血圧・ヨード不足改善のプロジェクトの為、今回はターゲットの島の第2の村 Chong Koh を訪れました。区長さんをはじめ、この村の村長さん、組長さん、そしてお母さん方に集まって頂きました。

 

まず市場で海藻など食材を買い、島へ向かいます。



参加者の方々の血圧を測り、高血圧の方には食事や普段の生活について問診し、高血圧の原因を特定する試みも取り入れました。そして薬に頼らず改善できるよう、助言をします。これらの作業は、プノンペンから同行してもらう医学生が担当してくれます。

ヨードに関しては前回と同じく説明をし、摂取の奨励をして、アマノリのスープをお母さん方に調理して頂きました。各家に持ち帰り、家族で食べて頂きました。


州立病院から歯科医もまた参加して下さり、この村の児童の歯の検診と治療をして頂きました。器材の限られた中より多くの子供を診る為、今回は充填に絞っての治療となりました。

5月

カンボジアの各地には、まだヨードの不足している地域があります。UNICEF支援によるヨード塩プロジェクトで大幅に改善されてきましたが、クラチェの島を訪問した医療団により未だ多くの甲状腺疾患の患者さんがいる事が明らかになりました。

 

実際、カンボジアでは、塩と甲殻類を除いてそれほど多くの海産物の消費がありません。その一方、隣国からや国内の交通の便も発達し、今日ノリは内陸の市場でも安価で見受けられるようになりました。

 

BBEは本土の市場までもアクセスの悪いKoh Chreang島をターゲットに、ヨード不足改善の為のプロジェクトを請負う事になりました。

 

5月はまず島の区長さん、島の村々の内1つの村 Phum Wat の村長さん、その村の組長さん宅から主に女性を呼び、医学生からヨードの必要性と不足による疾患、基本摂取量などの説明をしてもらいました。

その後、普段の生活でヨードを取り入れてもらえるよう、区長夫人からノリを使ったスープの作り方を紹介して頂き、実際に調理しました。


最後は皆で試食します。お寺で活動したので、僧侶にも献上しました。


また、州立病院で勤務する歯科医に島まで同伴してもらい、その村の小学校で歯の講義と児童の口内チェックを行いました。携帯の治療器はありませんから、治療はできませんでしたが、島の子供達が歯にどのような問題を持っているか、そのリサーチをする為です。歯磨きと歯ブラシも一人一人に配ります。


今回参加してくれたのは中学1~2年の3クラスでしたが、約70%が虫歯で、何らかの治療を必要としている現状が明らかになりました。永久歯の問題なので深刻です。


3月

ベトナム国境に近いSnoulという地区の寺院で、総務大臣の社会福祉セレモニーに参加させて頂く機会がありました。

Snoulはプノンペンから約6時間、12の少数民族が混住しています。


地域で貢献している人達への表彰式と、寺院への建物の封建式がプログラム第一部の主な内容で、その中でBBEも日本から持って来た運動靴を地域の小学校に寄贈しました。


カンボジアの習慣では、より多く持つ者はより少なく持つ者に分け与える事が善とされ、それにより仏の祝福を受けると考えられています。

プログラム第二部は、地域の僧侶が托鉢の列をつくり、集まった人々は食料やお金など僧ひとりひとりに捧げます。人々も、それぞれができる範囲で与えるという善行を実践するのです。

カンボジアでは、かたちや規模は異なりますが、仏教祭事の際によく見られる光景でもあります。

2月

プレイベン州のPray Khla小学校に、衛生教育に行きました。

去年リサーチした学校です。

 

カンボジアの学校の授業は午前と午後の部に分かれていて、両方の部に出席するのではなく どちらか半日なのです。先生の人数や教室数の限りによって、全校生徒を一斉に受け入れられないのです。

 

それで、せっかく手洗い場はあるのですが、子供達はどちらの部であっても 昼食を家で取る為、ご飯の前に、という感覚がありません。

 

もちろん遊びなどで汚れたら手を洗うかも知れませんが、目に見えて汚れていなくても、手には雑菌がいるんだよ、という事から教えます。

 

地区も貧しいので、手洗い指導の後は給食を振舞います。「手を洗って、いただきます」という流れです。

 

昼食は皆が大好き、カンボジアの定番のパン+カレースープ。

このカレーを現地で作る為、プノンペンを朝4時に出発。

現地のお母さん達が作ってくれます。オーガニックのスパイスと鶏肉で栄養満点です。

指導は担任の先生から教えてもらいます。

普段の手、水洗い、石鹸、アルコール消毒の際の手を比べ、説明します。

ポスター説明の後、手洗い場で石鹸を使い手洗い。

石鹸が珍しくて、皆で取り合いしながら洗っていました。

当初は低学年3クラスを対象に行う予定でしたが、対象でない児童も自発的に参加し始めた為、最終的に、6クラス(約200人) へ指導、給食を配る事になりました。


児童に質問しながら進めてくれました。

子供達は、先生に回答する時、「はい先生」と合掌してから答えていて、礼節が行き届いた教育に感激しました。これがカンボジアの礼儀の本来の姿なんですね。

給食到着。

 

 

 

ENGLISH